ターゲットは「意識レベル」と「自分のわがまま」を使って設定せよ

「さーて、いろいろと知識は得たはずだし、自分のビジネスとしてかたちにしていこう!」と思っても、いざ手を動かそうとなると、

「あれ?どんな人が自分のお客さんになるのかわからない」
「理想のお客さんのペルソナ作れって言われても…」

といった感じで、ターゲティングでつまずいてしまう人も多いかと思います。

てなわけで今回は、「理想のお客さんをスイスイ引き寄せる、絶対ブレないターゲティングの方法」について書いてみようと思います。

んではレッツゴ。

巷の「ターゲティング手法」では正しいターゲットは見えてこない

世の中、ビジネスやマーケティングの世界では、ターゲティングの際に「STP分析で」とか「たった一人が浮き彫りになるくらいに細かくペルソナを設定して…」とか言われていますが、

私のこれまでの経験やクライアントさんの結果から考えると、その手法だとどうしても表面的なターゲット策定しかできず、

「なんか思ってたんと違う」

「こういうお客さんを相手にしたいんじゃないんだよな…」

という、納得のいかない結果を作り出してしまいかねません。

私自身もしっかりその経験があって、いろんなビジネス書やコンテンツで教えてくれるようなターゲティング手法に倣ってペルソナ設定をしてみたり、ターゲットのニーズと自分が提供できることを組み合わせてターゲットになりそうな人を導き出したりと試してみましたが、

どんな手法を試しても、

「なんか思ってたんと違う」

「こういうお客さんを相手にしたいわけじゃないんだけどな…」

と、しっかりモヤついていた時期がありました(笑)

で、この状況になってしまうのには明確な原因がることがわかっていて、巷で教えられているようなフレームでターゲティング(ターゲット策定)をしてしまうと、「『あなたが望んでいるお客さんの意識レベル状態』が反映されないから」です。

「意識レベル」ってこれね↓

潜在的なお客さんの状態(あなたのお客さんの本質、本来持っているポテンシャル)が反映されないのです。

「こんな人を相手にしたいなあ」
「こういう人がお客さんとして来てくれたら、自分も楽だし楽しめるなあ」

というのは、誰しもぼんやりと条件が出せると思います。

お客さんはあなたの鏡であって、あなたのいまの状態を鮮明に映し出す存在。

たとえばあなたに

「お金がない」「売れない」

という思い込みがあって、あなた自身の意識レベルが「恐怖」や「欲望」のライン(上記の図のエネルギー値100〜125)にある場合、その状態で商品を売ったり集客したら、どんなお客さんが来るでしょうか?

たとえどれだけ頑張って集客してオファーをしたとしても、

「いまはお金がないので」

「自分はまだそのステージにいないので」

という、喜べない答えが必ず返ってくるはずです。お客さんは鏡だから、あなたが思っていることと同じことをお客さんも思っているのです。

だからいつもうるさいくらいにお伝えしているように、「器を磨く」必要があって、そのためには「今の自分や過去の自分と向き合う」ということが必要であって、その手段として「自己対話」をする必要があるわけです。

そうして器を磨き、自分の器のサイズを大きくしていきながらビジネスを実践していって初めて、「これくらいの売り上げが欲しいな」「こういう働き方をしたいな」と思い描いている理想の状態に近づいていくことができます。

お客さんはあなたの写し鏡です。

「稼げない」というセルフイメージがあれば、「稼げない」と悩むお客さんがやってきて当たり前

だから、もし「理想のお客さんが来てくれない」という状況が続いているのであれば、そのときの意識レベルでの思い込みに沿った結果がやってきているだけ、ということです。

これはビジネスに限らず言えることですが、セルフイメージ(自分に対する思い込み)が、現実(結果)を作っているだけのことなのです。

さて、ちょっと話がそれましたが、その自己研磨を続け、あなたが自分の器を磨き、あなたの意識レベルが上がり、「勇気」の段階(先ほどの図でいうエネルギー値200)に行ったとしましょう。

そのとき(意識レベル200のとき)の「あなたの思い込み(セルフイメージ)は」どんなものでしょうか?

「まだ実績はないけど、自分なら大丈夫。うまくいく。絶対売れる。自分の目の前に来てくれる人の役に立てる。だって自分は、こういう人間だから」

というセルフイメージになっているのではないでしょうか。

意識レベルが100前後のときと、200のときとで、大きくセルフイメージが変わっているのが想像できるかと思います。

さて、この状態でオファーをしてみましょう。

それだけ自分に自信がある人(自分のことを自分で信じ、尊敬できている人)からのオファーで、「嫌だな」とか「なんか怪しい」と思われることはまあないと思います。

逆に、

「ぜひお願いします」
「今まで勇気でなかったけど、あなたを信じます」

と言ってもらえて、初めての成約にこぎつけることができるはずです。

そして、お客さん自身も

「まだ実績はないけど、自分なら大丈夫。うまくいく。絶対売れる。自分の目の前に来てくれる人の役に立てる。だって自分は、こういう人間だから」

というタイプの人が目の前に来てくれているはずです。

ただ、悩みとして「まだ実績がない」「やりたいこと・情熱を向けられることが何かはわかっているけど、それをどう形にしたらいいかわからない」といったものを持っているかと思います。

そこであなたの出番です。

そのお客さんに、あなたができることをしてあげればいい。

ただそれだけです。

「どんな意識レベルの人が来てくれたら嬉しいか?」を考えてみてください。

その意識レベルの人は、普段どのような言動をしていますか?

どんなことが口癖ですか?

どんなことを考えていますか?

どんな考え方をしていますか?

それらを仮説でいいから出してみて、「あ、この人とだったら関わっていきたい」と思えたらOKです🙆

お客さんの条件を「わがまま」にリストアップして策定する

とはいえ、意識レベルを策定しただけではまだ「仮説」段階だし、まだまだターゲットとしては荒いです。

というわけで、あなたが本当に望むお客さん像をわがままにリストアップしてみましょう。

・あなたが「こんな人が来てくれたら嬉しいな」と思えるのはどんな人?
・あなたが「こんな人が来ちゃったら嫌だな」と思うのはどんな人?

この2つの質問に対して、あなたが思う「お客さんの条件」を、わがままにリストアップしてみてください。

たとえば

  • 人のことを尊敬できて当たり前な人がいい
  • 人のことを気遣えて当たり前な人がいい
  • 「ありがとう」と当たり前に言える人がいい
  • 自分で考え、行動できるのが当たり前な人がいい

など。

逆に、

  • 自分で考えることを放棄し、常に何かを聞いてくる他責思考の人は嫌だ
  • 理想ばかりを言って行動しない人は嫌だ
  • こちらの話を受け止めない人はお客さんにしたくない
  • 「なんで結果出ないんですか?」と言うような人は嫌だ
  • 約束を守れない人は嫌だ

など。

あなたが思う「理想のお客さんの条件」を、わがままにリストアップしてみてください。

で、リストアップができたら、先ほどの意識レベルと照らし合わせて、「この人(理想のお客さんの条件)の意識レベルはどこだ?」と、あなたの理想のお客さんがどのあたりの意識レベルの人なのかを考えてみてください。

ここまでできれば、

「自分なら何を提供できそうか?」
「どんな形でサービスを提供しようか?」

という思考が動くようになり、商品設計〜導線設計、販売戦略まで一気に見えてくるはずです。

商品設計、導線設計、販売戦略などの話はまた別の機会に。

まずは自分の心に正直になって、どんなお客さんと生きていきたいか?時間を共にしたいか?を考えてみましょう。

そして、その人の意識レベルがどのあたりなのかという仮説をたて、実際に自分のビジネスに反映させていってください。

ターゲットを策定するのは思っている以上に簡単で、「人の心」を思いやることができれば誰でも望むお客さんを引き寄せることができます。

今日もあなたを応援しています。

ほなまた!

目次